おっさんのくせにダサいのだが、スマートフォン用のゲームをいくつかしている。
どのゲームも、今月の中旬くらいからハロウィンイベントをやっている。
夏休みとクリスマスの間なので、時期的に消費を喚起する口実が欲しくなる頃なんだろう。

ハロウィンの一般化

米国のハロウィン(子ども達が家々を練り歩きお菓子を集める)は小学生の頃には聞いたことがあったし、商店がジャック・オー・ランタンなどで飾り付けするのもその頃からあった気がする。
だが、コスプレをしてどんちゃん騒ぎをするようになったのはせいぜい最近の10年くらいのトレンドだと思う。

5年くらい前に友人に連れられて英会話カフェのハロウィンイベントに行ったことがある。
一番モテていたのは魔女の宅急便のキキのコスプレをしていた娘だった。
奇抜な格好ではないが、誰もが知っているキャラクターで、しかも魔女だ。
企画力に感心した。

そういえば、昔は漫画の登場人物にもハロウィンをモチーフにしたキャラがいた。
シャーマンキングの花組の女の子に一人いたし、からくりサーカスでもジャック・オー・ランタンをモチーフにした同名のマリオネットがあった。
今だと、ハロウィンが俗っぽくなりすぎてしまい、イマイチ締まらないような気がする。

不作な年の収穫祭

ハロウィンの起源は収穫祭秋分の日お盆のような意味合いの行事だったらしい。
「収穫祭」という言葉で、ふと思った。
今年は、台風と日照時間の不足で野菜が高い。
もやしやきのこのように工場で作られる野菜は値段が変わっていないので、葉物や根菜の代わりに味噌汁に使う機会が増えた。 
昔の人達は、不作や凶作の年でも収穫祭をしていたのだろうか。

収穫祭の意義は、その年の豊作を喜び一年間の農務を労い翌年度の豊作を願うことだ。
また、中世にはその土地の信仰の対象への感謝を絡めた宗教的な側面もあったようだ。
不作だったらお祭りどころか葬式ムードになりかねないような気もするが、おそらく、不作の年も収穫祭はやっていたんじゃないだろうか。
一年農作業をして不作だったら、飲まなきゃやってられねぇぜって気持ちにもなるだろう。
また、気候や自然現象が今ほど解明されていなかった時代だ。
来年こそはと、より一層敬虔に祈りを捧げたのではないだろうか。
「不作な年の収穫祭」というのはなかなか面白い言葉だと思う。
それが意味するのは、悲しみか、ヤケクソか、切実な祈りか、惰性か。

何にせよ、プリミティブなハロウィンや子供にお菓子をあげるハロウィンと比べると、いい大人が主張のないコスプレをして酒を飲んで暴れる昨今の商業化されたハロウィンは幼稚に映る。
ともあれ、皆様ハッピーハロウィーン。 

↓去年聞いたんですがキュートでクールだと思いました。