WELQ」というのは DeNAの運営する医療・健康情報サイトだ。
検索でかなり上位に出てくるので、名前を見たことがあるかもしれない。
ご存じの方も多いと思うが、このWELQ、少し前から信頼性の薄い記事を大量に掲載していたことを指摘され炎上していた。
そしてついに11月29日に、運営元のDeNAは全記事を非公開にした。

どんな運営だったのか

この問題は医療関係者やWeb関係者が結構取り上げている。
どうやら、外部ライターに書き方のマニュアル渡して記事を書かせることで記事を量産したようだ。
そして、ライターは医療関係者ではない一般人がネットで調べたりしながら書いており、記事の公開にあたって専門家の監修やレビューを受けていないとのことだ。
こちらの分析が詳しい。

WELQとわたし

以前書いたように、私は今年の夏頃毎日、「死にたい」「生きるのに疲れた」「生まれてこなければ良かった」「会社行きたくない」というワードでウェブを検索していた。
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そうすると出てくるのだ。WELQの記事が上位に。

こちらの記事がスクリーンショットも撮ってあり詳しいのだが、私もこのページは見たことがある気がする。
アーカイブ:https://web.archive.org/web/20161022122045/https://welq.jp/13406
このように、当たり障りのない情報を箇条書きにまとめて、途中に転職サイトにアフィリエイトリンクが貼られていた。

魚拓を改めて読み返してみると、記事で指摘されている転職サイトの自己分析への誘導を除けば、滅茶苦茶違和感があることを言っているわけではないように感じた。
だがそれは記事の内容が薄いことの裏返しでもあり、当時の私の助けにならなかった。
そして、記事でSEO専門家が指摘しているように、内容がセンシティブなだけに「ネットで調べて書いてるレベルの人が一般論として書いた記事」が検索結果1位になってしまうのは迷惑を通り越して有害だろう。
他の記事では医学的に明らかな間違いを含むものもあったと指摘されている。

薄っぺらな一般論より身を切るような私的な経験

私がネガティブなキーワードで検索していたときは、キュレーションサイトや医療機関のサイトに混じって個人サイトの記事も相応にヒットした。
そこで書かれている内容の多くは、実際に自分が鬱になった経験会社を辞めた経験を踏まえて書かれたものだった。
言うなれば、WELQの記事の対極にある、深く生々しい私的な経験を基にした記事達だった。
真に迫る個人の経験は、薄っぺらな一般論よりも悩める者にとって有益なのだ。